− モビリティベースの設立の背景を教えてください。
「当社には、ガソリンスタンドや整備工場、保険部門など多様な部門があるのですが、これまではそれぞれの部門で個別に運営してきました。そのため、お客様もガソリンスタンドや工場などへ個別に相談するケースがほとんどでしたが、もっとワンストップでお客様のニーズに応えていきたいという思いが強くなり、経営層と相談しながら店舗展開の構想を進めてきました。」
− いつ頃から構想を始めたのでしょうか?
「モビリティ事業を展開し始めたのは7年ほど前(2016年頃)ですが、この敷地の活用を検討し始めたのは、2023年1月頃からです。たまたま50年近く運営してきたガソリンスタンドの老朽化に伴い、ここを”モビリティベース”としてリニューアルすることで、より社会に貢献できるのではと考えたのです。」
− モビリティベースのコンセプトを教えてください。
「自動車というと移動手段と捉えがちですが、そもそも購入からメンテナンス、保険加入、事故対応など、多岐に渡るサービスが必要になります。そこから、”サービスを提供する新しい自動車産業” を目指していく拠点が、ここモビリティベースとなります。」
「自動車1台購入してから10年以上は乗るケースも多く、そこからまた、親御さんやお子様、ご家族様との末永いお付き合いにつながります。また法人様につきましても、企業経営をしていく中で車両が増えていったり、煩雑な自動車の付帯サービスの手続きの手間が省けることになります。」
− モビリティベースのネーミングの意図を教えてください。
「モビリティは”乗り物”という意味に加えて、”モビリティ関節”といって、体を動かす重要な関節部分を意味しているのです。また、IT業界では、”移動性”や”流動性”など、通信サービスやコンピューターシステムの利用を示します。そこから、自動車総合サービスの提供や、社内の連結、そして変化流動性未来を見据えた部署になるということを意図しています。また、”ベース”には基地や基盤といった意味合いがあるのですが、ここモビリティベースを拠点として、ここから様々なことを発信していきたいですね。」
− 「モビリティベース」という名前には、強い思いが詰まっているのですね。最後に今後のビジョンを教えてください。
「我々は、お客様の安心・安全を考えながら、カーライフをトータルサポートしていくことが一番の目的となります。お客様を永続的にサポートさせていただくことが、モビリティベースの役割であり、今後のビジョンとなります。」
「単に車を売るということではなく、トータルサポートを提供しながら、お客様の信頼にお応えしてまいります。そして、5年後、10年後の業界自体を作り上げ、岐阜を盛り上げ、ブランドを浸透させていきたいと考えています。そのベースとなるのが、ここモビリティベースなのです。」